水は人間の日常の生活から、農業、工業の諸産業にとっても欠かすことのできない、最も重要な資源といえます。
水自体は、地球上に膨大な量が貯蔵されて、また雨等の降水量も計り知れない量があります。地球上にある膨大な水のほとんど大部分の97%は海の水なのです。
残りの3%の淡水のうちのおよそ70%は北極、南極などの氷山、氷河です。実際に世界各国の人間社会で通常に利用可能な淡水は河川や湖、地下水などに含まれて、全体の1%程度の量に過ぎません。
地球上の海水以外の淡水はほとんど雨水に由来するものであり、元々降水量の少ない地域では、利用可能な水の量も少ないため、旱魃も発生しやすく、多くの人々が水不足に悩まされています。
また、水は野生の動植物にとっても不可欠なものであり、水の減少によって深刻な生態系の破壊も起こります。
その一方で、雨量の多い地域では集中豪雨で洪水が発生したり、大雨による災害も見られます。また、世界各地で工業排水等の原因での水質汚染も深刻な問題となっています。
日本では、降水量は世界平均の倍近くあるものの、人口密度も高く、一人当たりにすると世界平均に対し20%程度で、必ずしも水が豊富な地域にあるとはいえません。
また日本は多くの仮想水の輸入をしており、それによって水の直接的な消費が抑えられているという指摘もあります。
仮想水とは、農産物・畜産物の生産に要した水の量のことで、海外からの農産物・畜産物の輸入に伴って、眼に視えないけれども、莫大な量が実質は供給されている、とみることができます。
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