水資源 水道問題


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世界の水資源利用の一環としての水道問題

世界の水利用は消費量の大きさで農業用水、工業用水、生活用水の順になります。
 
生活用水のための十分な水の確保は都市の形成に不可欠であり、歴史上も水の豊富な場所に都市が形成され、水の安定確保のために様々な努力が払われてきました。
現在多くの国で水道網が整備されており、河川や湖の水、地下水などが、浄水場において濾過、消毒などの処理をされ供給されています。
しかし、気候性からいまだ十分な水が確保されていない地域も多くあります。
 
農業用水では、一般に農業には多くの水が必要となり、多くの地域で河川の水や地下水が利用されています。
農地の開墾による河川上流での大幅な取水は、下流へと流れる水量を減少させます。多数の国家を流れる河川では、水をめぐって上流に位置する国と下流に位置する国の利害が対立するため、ダムの建設や取水を巡って争われる例も多くあります。
また地下水利用では、地下水の過剰な取水によって地下水位の低下や枯渇が見られたり、あるいは農薬や化学肥料によって地下水が汚染されるなどの問題も発生します。

工業用水としては、地下水を利用する場合が多く、工場の集中する地域では過剰な地下水のくみ上げによって、地盤沈下が発生したり、排水や工業廃棄物よる水質汚染、悪臭などの公害問題があります。
多くの先進国では地下水の取水制限や水質汚染に関する規制が強められています。しかしながら、規制の少ない発展途上国に工場が移転し、途上国が環境よりも開発を優先させることで規制が十分されずに、河川や湖沼が汚染される例も増加しており、途上国での生活や農業、あるいは経済の発展に関して大きな不安要因となっています。

国際紛争の処理については、関係国が何らかの協定を結んで取り決めを行ったり、技術開発による解決に向けての努力が行われていますが、コストの問題や経済開発との兼ね合いもあって、十分な解決は困難な状況です。
世界の上下水道をめぐって、現代的な複雑で困難な問題を含んでいます。

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